常に時代は人間の知恵と労力によって新しいものを誕生させ、変化し続けています。
仮想通貨もその中のひとつで、本当に必要なのか?と感じている方もいるでしょう。
インターネットや携帯が普及した時のように、最初は戸惑い拒絶しながらも受け入れるようになると、次第に人間の生活にとってそれらはなくてはならないものになっています。
仮想通貨はまだ皆が持っていて、どこでも使えるといった状況ではありません。
仮想通貨について知識が全くなくて乗り遅れたかも…と思う方は決して遅いと言うことはありません。むしろ仮想通貨の時代は始まったばかりなのです。
一時的なブームや流行りのようにいつか消えるだろうと感じていた人も、なかなか話題が絶えない仮想通貨が少しだけ気になる存在になっているのではないでしょうか?
今あるお金やクレジットカードや電子マネーで欲しいものを購入したり支払いを済ませることはできますが、仮想通貨はまた違う特徴を持っています。
仮想通貨とは?ビットコインとはどう違うの?という疑問について、わかりやすく紹介していきます。
結局、おすすめの国内仮想通貨取引所はどれ?
人気ランキングでは、1位の『コインチェック』と、2位の『DMM Bitcoin』が3位以下を大きく引き離した2トップでした。
特に『コインチェック』は
- 2020年上半期国内仮想通貨取引アプリDL数No.1!東証一部マネックスグループのグループ会社運営
- 国内最大級の14種類の仮想通貨を取扱い
- 東証一部上場のマネックスグループ傘下で、徹底したセキュリティ体制を構築
- クイック入金では金融機関の営業時間にかかわらず、24時間365日決済
などの理由で今、もっとも多くのユーザーに支持されている仮想通貨取引所です。
仮想通貨とは?今あるお金と何が違うの?
仮想通貨はインターネット上で決済に利用できる通貨です。
仮想通貨を購入するときは、どの国の人でも最初は日本円やドルなどの法定通貨が必要です。
今あるお金をインターネットで、わざわざ形として見えないコインと交換する必要があるのでしょうか?
法定通貨は国が保証する、国によって発行されたものです。
このお金も為替レートといって、その国の資源や経済力を表す総資産がその時々の情勢によって変化しています。
国が発行元になっている法定通貨は国の信用度で価値が変動しています。
一方、仮想通貨は欲しいという人々の需要によって価格が変動し、国の保証が裏付けされた通貨ではありません。
仮想通貨はその通貨自体の特徴や利便性に価値がついているのです。
仮想通貨の「価値」とは?クレジットカードとの違い
国や政府の信用度が不安定な国ほど、法定通貨よりも仮想通貨を必要とする傾向があります。
ビットコインがデジタル・ゴールドと呼ばれる理由に発行上限数がすでに
決まっていることが、金の採掘に絶対量があることと似ています。
さらに有事の時には資産家が法定通貨を金に変えるのは、国の信用度に左右されないという特徴があるからです。
クレジットカードや電子マネーの代替のように仮想通貨を捉えることもできますが、本質的には全く異なります。
仮想通貨のように個人間の決済はできず、提携された店舗のみ利用できるものです。
仮想通貨は中央管理者が存在しませんが、クレジットカードや電子マネーは法定通貨を電磁上で記録していて発行元が管理をしています。
ビットコインを基にして生まれた新しい仮想通貨とは?
ビットコインは先述のとおり決済に利用される通貨でしたが、現在は資産保障として投資商品のように捉えられる場面もあるようです。
ビットコインについてより詳しく知りたい方は仮想通貨の王様ビットコイン(BTC)についてわかりやすく解説をご参照ください。
ビットコインは価格が高騰していくにつれ、マイナーに支払う手数料さえも法定通貨の国際送金とさほど変わらない状況になる時期もあったのです。
ブロックチェーンの技術である、送金が早くコストがかからない利点が失われ次第に二者間で行われるマイクロペイメントには適さなくなりました。
それらの問題を解決しようと新しい通貨のプロジェクトが始まるようになりました。
ビットコインの他に多くの種類の仮想通貨が発行され、それらを総称してアルトコインと呼んでいます。
中にはアルトコインの中でマイナーな時価総額が少ないものが草コインと呼ばれることがあります。
草コインは価格が安いうちに購入して人気が出たら、その価格差で利益を上げようとする投資家達の間で話題にあがることもあります。
ビットコインとアルトコインの違いは?
アルトコインもビットコインと同じくブロックチェーン技術を利用して発行されているので、基本的な仕組みは同じです。
アルトコインは通貨それぞれに違う特性があり発行数にもかなりの違いが見受けられます。
アルトコインは代替通貨(Alternative coin)の略称で、ビットコインの代替という意味に捉えられています。
ビットコインではプロジェクトの重要人物が未だ不明です。
アルトコインのプロジェクトはどんな開発者や技術者が参加しているかホワイトペーパーに記載があります。
それはアルトコインのプロジェクト立ち上げの時にICOによる資金調達を行うときに、ホワイトペーパーが重要視されるからです。
ICOについてはICO(Initial Coin Offering)とは?ICOの目的や内容について詳しく解説にて詳しく解説しています。
プロジェクトの運用が始まる前に、ある程度のコミュニティを構築している点もビットコイン開発時代にはなかった動きですね。
アルトコインはビットコインの問題点を解決させたものやビットコインでは実現できない特徴を持ったものが多く存在します。
アルトコインが誕生した理由とは?
ビットコインは仮想通貨の基軸通貨ですが、実際に運用してみて改善が必要なことがわかってきたのです。
具体的には元々ビットコインにあった問題とはどのようなことなのでしょうか?
ビットコインが抱えるスケーラビリティ問題が一番の課題として現在も議論が交わされています。
スケーラビリティ問題についてより詳しく知りたい方は仮想通貨のスケーラビリティ問題とその解決法とは?をご参照ください。
この問題から取引にかかる手数料と承認時間に着目して、ビットコインより優れた処理能力があるアルトコインが誕生しています。
さらにコミュニティ内の合意形成や理念、マイニングの集中化などの問題から新たなコンセンサスアルゴリズムが提案されるようになりました。
こういった解決案の他に新しい開発用プラットホームのアイデアを提案したものなど実に多種多様です。
現在では1904種類のアルトコインが存在しますが、どのような特徴を持つアルトコインが注目されているか詳しくみていきましょう。
まとめて知りたい仮想通貨の種類とは?
アルトコインはビットコインと比較して、開発者達の重要視する機能やシステムがそれぞれ異なるために種類が多すぎるのが難点です。
確認されている多くの通貨も上位ランキングを保持しているもの以外はいつのまにか無くなってしまうこともあります。
仮想通貨に興味を持ち始めた人もどこから調べたらいいか迷ってしまいますね。
ある程度どのような通貨が存在するのか目安として把握しておくと、数ある仮想通貨から選びやすくなります。
今回はまとめて知りたい仮想通貨の種類を紹介していきます。
事業主さんも必見!決済特化型
決済特化型はビットコインより優れた取引処理能力があるため、送金も早く決済までの時間が短いのが特徴です。
実用化に向けて普及が期待されるため、通貨に対する評価も高いのです。
【ビットコインキャッシュ】
ビットコインキャッシュはビットコインよりブロックサイズが大きくして、取引の処理能力を大幅にあげることを実現しました。
ビットコインの1MBに対して32MBです。今後はスマートコントラクト機能を実装予定です。
【リップル】
リップルはブリッジ通貨とも呼ばれ、主に国際送金に特化した通貨です。他国間との送金を4秒で実現し、世界中の銀行で導入が検討されています。銀行のみならず大企業との提携によるリアルタイム送金を目指した金融インフラを構築するプロジェクトも同時に進んでいます。
高騰で注目を集める人気アルトコインRipple(リップル)とは
【ライトコイン】
ライトコインはSegwitというブロックチェーンに記録する取引データを圧縮することで、ひとつのブロックに記録できるデータを増やす技術を取り入れてます。Segwit導入後はスケーラビリティが格段に向上し、マイクロペイメントに適した機能も追加されました。
汎用性の高さが期待のスマートコントラクト型
スマートコントラクトは取引のプロセスにおいて、契約内容が一致した場合に自動的に契約が成立するように執行条件を含めたプログラム機能です。
この機能は取引に必要な契約条件が含まれている場合に、改ざんできないブロックチェーン上に記録することでより安全で透明性のある取引を可能にしました。
【イーサリアム】
イーサリアムはビットコインの持つような価値というよりも、分散型アプリケーションや開発用のプラットホームを提供する環境を整えたことが評価されています。ICOによる資金調達のプラットホームによく利用されています。今後はスマートコントラクトを採用した実社会でのサービスが提供されていくため、さらに注目が集まることが予想されています。
【イーサリアムクラシック】
イーサリアムクラシックはThe DAO事件というハッキングを受けた対処法を巡って、イーサリアムから分裂しています。理念や思想に違いはあるものの本質的な仕組みに変わりがないので、互いに価格の影響は受けやすい傾向にあります。
【NEO】
中国版イーサリアムとも呼ばれるNEO(ネオ)は、ポピュラーなプログラミング言語が使える開発用のプラットホームです。多くの仮想通貨の特徴を吸収して作られています。その中でもスマートコントラクトによる取引内容の契約文面も記録するという独自のシステムを持っています。
【EOS】
EOS(イオス)は企業向けを対象とした分散型アプリケーションプラットホームです。1秒に100万件の取引処理能力があるといわれ、取引手数料が無料です。メインネット移行に向けて、セキュリティリスクの修正が行われています。
【世界の覇権を取りうるコイン】EOS(イオス)の特徴とその将来性
クリエイターも注目!分散型ストレージ型
分散ストレージ技術を活用したプロジェクトに注目が集まるのは、ストレージを分散させることでどんな状況下でもすぐに回復できる利点があります。
ブロックチェーン技術によって、コンテンツ配信者の所有権を保護できます。
【TRON】
TRON(トロン)はYouTube などの配信サービスの収益モデルを改善し、クリエイターや配信者を独自の分散型プラットホームの提供でサポートしていきます。すでに実用の場が確立されていて、ICOの時には10秒で売り切れになった通貨です。